◆ 舞台制作 ◆


音響効果・音楽の用語

音響効果 (おんきょう・こうか) 

舞台効果を上げるための音を録音や生音でだすこと。または、そのプランナーやオペレーターのこと。

PA (ぴー・えー) public address

音響プランナーがデザインした音・音楽や、セリフなどの拡声を、演出、舞台監督の意図にしたがって、音響装置を使い、実際に実現するための一切の作業を行う人、または作業のこと。

フェードイン (略号:F・I/FI) fade-in

規定の音量まで、だんだん大きくする。

フェードアウト (略号:F・O/FO) fade-out

規定の音量まで、だんだん小さくする。

カットイン (略号:C・I/CI) cut-in

規定の音量で、スイッチを入れる。

カットアウト (略号:C・O/CO) cut-out

規定の音量から、スイッチを切る。

スイッチイン (略号:Sw・I/SwI) switch-in

カットインと同じ意味。(→ カットイン)

スイッチアウト (略号:Sw・O/SwO) switch-out

カットアウトと同じ意味。(→ カットアウト)

オーバーラップ (略号:O・LOL) overlap

Aの音をフェードアウトしながら、入れ違いになるように、Bの音をフェードインする。ひとつの場面と、次の場面を重ね合わせて、転換するやり方。

BG (びーじー) 

音楽、または効果音を、セリフなどのじゃまにならないレベルまで落として流すこと。

BGM (びーじーえむ) 

バックラウンド・ミュージックの略称。舞台効果を上げたり、情景描写のために流す音楽。

生音 (なまおと)

録音したものでなく、舞台で実際にだす音楽や効果音。 

キューシート/Qシート (キューシート) 

音楽や音響のキッカケを、時系列に記入した一覧表。(→ キューシートの例

 


照明の用語

照明 (しょうめい) 

通常は会場を暗くして、照明機材により、場面を表現する。

会場が暗くならない、照明機材を使わない、条件であっても、照明の役割はあることに留意。
 会場内に設置されている照明器具の、どの部分の照明を付け、どの部分を消すかで観客からの見やすさは変わるので、工夫をする必要がある。相対的に、舞台側を明るく、観客席を暗くするのが基本。
 また、常設されているカーテンも有効な照明手段。気をつけるべきは、外光が観客の目に入って、逆光状態になるのは避けるべきである。

スポット・ライト (すぽっと・らいと) 

特定の部分に投光する照明。または、そのための照明器具。

フラット・ライト (ふらっと・らいと) 

舞台全体を照らす照明。または、そのための照明器具。

ボーダー・ライト/ボーダー (ぼーだー・らいと) 

舞台上方から、舞台全体を明るくする照明器具。

サスペンション・ライト/サスペンション (さすぺんしょん・らいと) 

舞台上方から、特定の部分に投光する照明。

ホリゾント・ライト (ほりぞんと・らいと) 

ホリゾントを照らすための照明。または、そのための照明器具。上方からのアッパー・ホリゾントライと、下方からのローアー・ホリゾントライがある。

ステージ・スポット (すてーじ・すぽっと) 

舞台の両ソデから、舞台を照らすための照明。

前明かり (まえ・あかり)

客席の上方や両サイドから、舞台を照らすための照明。

ブラックライト  

紫外線のみを発する蛍光灯。紫外線のみといっても、可視光線もでるので、灯体は紫色に光る。

人形劇では、〈ブラック・シアター〉に用いられる。(→ ブラック・シアター

調光器 (ちょうこう・き)

白熱灯を電圧または電源周波数同期を変化させて、明るさを変える照明装置。 

明かり合わせ (あかり・あわせ) 

照明プランにしたがい、正目の位置、方向、明るさを、実際に決定していく作業。

フェードイン (略号:F・I/FI) fade-in

規定の光量まで、だんだん大きくする。

フェードアウト (略号:F・O/FO) fade-out

規定の光量まで、だんだん小さくする。

カットイン (略号:C・I/CI) cut-in

規定の光量で、スイッチを入れる。

カットアウト (略号:C・O/CO) cut-out

規定の光量から、スイッチを切る。

スイッチイン (略号:Sw・I/SwI) switch-in

カットインと同じ意味。(→ カットイン)

スイッチアウト (略号:Sw・O/SwO) switch-out

カットアウトと同じ意味。(→ カットアウト)

オーバーラップ (略号:O・LOL) overlap

Aのライトをフェードアウトしながら、入れ違いになるように、Bのライトをフェードインする。ひとつの場面と、次の場面を重ね合わせて、転換するやり方。

キューシート/Qシート (キューシート) 

照明のキッカケを、時系列に記入した一覧表。

暗転 (あんてん) 

照明を暗くして、舞台転換を行うこと。

明かる転 (あかるてん) 

照明が明るいまま、舞台転換を行うこと。明るさは、様々ある。

人形劇では、近年よく使われる手法で、上演会場を暗くできない保育園や、幼稚園などで、キャスターの付いた可動パネルを使うことで、暗転にしない状態で、場面展開を次々に行う。(→ パネル芝居

 


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